
WHOの資料に基づく | 胆嚢がんの症状として、寝汗(夜間の発汗)はみられますか?
胆嚢がん(胆道がん)では寝汗(夜間の発汗)が症状として現れることがあります。多くは発熱や体重減少、倦怠感、右上腹部痛、黄疸などの全身症状と併発し、胆管炎などの感染が背景にあることもあります。寝汗が続く・他の胆道症状を伴う場合は消化器内科等で検査を受けましょう。
胆嚢がんで「寝汗(夜間の発汗)」は起こるのか
結論として、胆嚢がんや胆道がん(胆管がんを含む)では、寝汗(夜間の発汗)が症状としてみられることがあります。これは全身症状の一つとして報告されており、発熱や原因不明の体重減少、倦怠感などと一緒に現れる場合があります。 [1] [2]
胆道がんの代表的な症状と寝汗の位置づけ
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)や強いかゆみ、白色便、濃い尿は胆汁の流れが滞ることで起こります。 [1]
- 右上腹部(みぞおち右側、肋骨の下)の痛み、疲労、食欲低下、体重減少も比較的よくみられます。 [1] [3]
- 発熱や寝汗(夜間の発汗)は、炎症や腫瘍による全身反応として現れることがあり、がんの進行や胆道感染(胆管炎)に伴って目立つことがあります。 [1] [2]
複数の信頼性の高い医療情報では、胆道がんの症状の一つとして「夜間の発汗(寝汗)」が具体的に挙げられています。 [1] [2] 同じ情報源では、体重減少、発熱、右上腹部痛、疲労などの全身症状と並列で記載されています。 [1] [4]
胆嚢がん(胆道がんを含む)で寝汗が起こるメカニズムの考え方
- 炎症性サイトカインの影響:腫瘍に伴う慢性炎症や胆道閉塞による二次的感染(胆管炎)があると、体温調節が乱れ、夜間の発汗が生じやすくなります。これは同時に発熱を伴うことがよくあります。 [1]
- がんの全身作用:進行がんでは代謝亢進や自律神経系への影響により、原因不明の寝汗やだるさを訴えることがあります。 [1] [2]
なお、胆嚢がんは胆道がんの中で最も頻度が高い腫瘍であり、胆道がん全体の症状体系に含まれる「寝汗」は、胆嚢がんでもみられうる症状として位置づけられます。 [2]
どんなときに受診すべきか
次のような症状が長く続く、または複数同時にみられる場合は、消化器内科・肝胆膵外科などでの評価が望ましいです。
こうした症状がある場合、血液検査(肝機能、胆道系酵素、炎症反応)、腹部超音波、造影CT/MRCP(胆道の評価)、場合によっては内視鏡的検査(ERCP)などが検討されます。 診断には画像検査と病理検査(生検)が重要です。 [5]
鑑別が必要な「寝汗」の他の原因
寝汗は胆嚢がんに限らず、以下のような疾患でも一般的にみられます。
- 感染症(結核、細菌感染による胆管炎など)
- 内分泌異常(甲状腺機能亢進症など)
- 他のがん(リンパ腫など)
- 薬剤の副作用、ストレスや原発性多汗症
胆道系の症状(黄疸、濃い尿、白色便、右上腹部痛など)を伴う寝汗は、胆道疾患の可能性をより示唆しますが、単独の寝汗だけで胆嚢がんを断定することはできません。 そのため、全体の症状と検査所見を組み合わせて評価します。 [1]
まとめ
- 胆嚢がん(胆道がん)では、寝汗(夜間の発汗)が症状としてみられることがあります。 特に発熱、体重減少、倦怠感、右上腹部痛などの全身症状と一緒に現れるケースが知られています。 [1] [2]
- 寝汗が続く場合は、胆道系の症状の有無を確認し、適切な検査を受けることがすすめられます。 [1] [5]
参考となる主な症状一覧(胆道がん)
寝汗が最近増えた、あるいは黄疸や右上腹部の痛みも出てきたなど、気になる症状はありますか?
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出典
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


