
米国NIHの資料に基づく | ロサルタンの副作用として口の渇きはどれくらいの頻度で起こりますか?
要点:
ロサルタンでは口の渇きは副作用として記載がありますが、添付文書や主要レビューに具体的な発現率は示されていません。配合剤(ロサルタン/ヒドロクロロチアジド)では利尿による体液・電解質異常の警告症状として強い口渇が挙げられ、持続・増悪時は受診が推奨されます。
ロサルタンで「口の渇き(口腔乾燥・口渇)」は副作用として報告されていますが、公式文書には具体的な発現率(何%か)の数値は明記されていません。 [1] その一方で、口の渇きは消化器関連の副作用項目の一つとして添付文書に列記されており、起こりうる事象として位置づけられています。 [2]
要点まとめ
- 口の渇きはロサルタンで起こり得る副作用として記載あり(頻度分類や正確な%は未記載)。 [1] [2]
- ロサルタンと利尿薬ヒドロクロロチアジドの配合剤(一般名ロサルタン/ヒドロクロロチアジド)では、体液・電解質の乱れの警告症状として「口の乾き」「強い口渇」が挙げられています。 [3] [4]
- 大規模な臨床試験では、ロサルタンの全体的な忍容性は良好とされ、よくみられる副作用は頭痛やめまい、咳などで、口の渇きについての具体的な頻度データは提示されていません。 [5]
公式情報に基づく解説
- ロサルタンの公式情報では、消化器系の副作用として「dry mouth(口の渇き)」が記載されています。 [1] 同じ情報は別版の添付文書でも確認でき、列挙型で「dry mouth」が含まれています。 [2]
- 配合剤(ロサルタン/ヒドロクロロチアジド)の文書では、利尿による水分・電解質異常に伴う症状として「dryness of mouth(口の乾き)」や「thirst(口渇)」が注意喚起されています。 [3] これらは特に強い利尿がかかった場合や長期治療時に起こりやすいと説明されています。 [3]
- いくつかの二重盲検試験をまとめた安全性レビューでは、ロサルタンは全般に忍容性が高く、頻度が高い副作用は頭痛、めまい、上気道感染、倦怠感、咳などでしたが、口の渇きの具体的な発現率は提示されていません。 [5] このことから、口の渇きは「起こり得るが頻度は高くない(まれ〜不明)」副作用と解釈されやすい状況です。 [1] [5]
他薬との関係・なぜ起こるのか
- ロサルタン単剤では機序的に強い利尿は起こしにくいものの、血圧低下や自律神経変化などの影響で口の乾燥感が生じることがあります。 [5]
- 一方、利尿薬(ヒドロクロロチアジド)を併用すると脱水や電解質異常に伴って口渇が目立つことがあります。 [3] このため配合剤を使用している場合は、水分・電解質管理が特に重要になります。 [3]
受診や対処の目安
- 口の渇きが軽度で一時的な場合は、こまめな水分摂取、カフェインやアルコールの控えめ、キシリトールガムや人工唾液の利用などのセルフケアで和らぐことがあります。
- ただし、強い口渇が続く、尿が少ない、めまい、筋痙攣、著しいだるさなどがあれば脱水や電解質異常のサインの可能性があるため、早めの医療機関相談が望ましいです。 [3] 特にロサルタン/ヒドロクロロチアジドの配合剤を服用中でこうした症状が伴う場合は注意が必要です。 [3]
- 口渇が新規に出現し、血糖異常や他薬(抗コリン薬、抗うつ薬など)の影響が疑われる場合は、処方医に相談し、用量調整や薬剤の変更、併用薬の見直しが検討されることがあります。
まとめ
関連する質問
出典
- 1.^abcdeCOZAAR- losartan potassium tablet, film coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdCOZAAR® (LOSARTAN POTASSIUM TABLETS)(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^abcdefghHYZAAR- losartan potassium and hydrochlorothiazide tablet, film coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 4.^abHYZAAR- losartan potassium and hydrochlorothiazide tablet, film coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 5.^abcdefSafety and tolerability of losartan potassium, an angiotensin II receptor antagonist, compared with hydrochlorothiazide, atenolol, felodipine ER, and angiotensin-converting enzyme inhibitors for the treatment of systemic hypertension.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


