Medical illustration for 米国NIHの資料に基づく | トラマドールの副作用として口の渇き(口渇)はどの程度の頻度で起こりますか? - Persly Health Information
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2026年2月19日5分で読める

米国NIHの資料に基づく | トラマドールの副作用として口の渇き(口渇)はどの程度の頻度で起こりますか?

要点:

トラマドールの副作用である口渇は、試験や製剤・用量により約7〜40%の範囲で報告されています。実臨床では10〜30%程度が目安で、比較的よくみられる副作用です。症状がつらい場合は水分補給や口腔ケア、用量調整の相談が推奨されます。

トラマドールの副作用:口渇の頻度

トラマドールでは口の渇き(口渇・ドライマウス)が比較的よくみられる副作用で、臨床試験・製品情報ではおおむね約7〜40%の範囲で報告されています。 [1] 具体的な頻度は用量、製剤(即放性/徐放性)、試験条件によって異なり、報告値に幅があります。 [2]


報告されている頻度の幅

  • 高頻度の報告(約40%)
    一部の製品情報では、口渇が「約40人/100人」にみられる最も多い副作用のひとつとして記載されています。 [2]

  • 中等度の報告(約20%前後)
    他の製品情報では、口渇(ドライマウス)が約20%とされています。 [3] 同様に約20%とする別製品情報もあります。 [4]

  • 低めの報告(約7〜17%)
    別の資料では、用量群・条件によって7%、17%、24%と段階的な差を示す表があり、試験や群によって頻度が変動することが示唆されています。 [5]

  • 追加の記載
    総説的なレビューでも、トラマドールの一般的な副作用としてドライマウスが挙げられていることが示されています(頻度の具体値は示されていないものの、比較的よくみられる副作用として扱われています)。 [6]


まとめ:なぜ数値に幅があるのか

  • 用量依存性:トラマドールは用量が上がると副作用が増えやすく、口渇もその影響を受ける可能性があります。 [2]
  • 製剤の違い:即放性(IR)と徐放性(ER)では薬物動態が異なり、副作用の出方・頻度に差が生じることがあります。 [7]
  • 試験条件の差:試験デザイン、対象患者の背景、併用薬によって頻度の報告値が変動します。 [7]

実臨床でのイメージ

  • 実臨床では、「10〜30%程度で起こり得る」と考えておくとイメージしやすいです。 [3] [4]
  • 一部の製品・条件では40%近くまで上がる可能性もあり、比較的よくある副作用と捉えるのが妥当です。 [2]

口渇が出たときの対処のヒント

  • 水分補給をこまめにする、氷チップ・砂糖不使用のガムで唾液分泌を促す。
  • カフェインやアルコールは脱水や口渇を悪化させることがあるため控えめに。
  • 口腔ケア(保湿ジェル・マウスウォッシュ)を活用する。
  • 生活に支障が出る場合は、用量調整や製剤の変更について医師に相談するのがおすすめです。 [7]

比較表:主な情報ソースにおける口渇の頻度

出典記載された頻度(口渇)補足
製品情報A約40%最も頻度が高い副作用の一つとして記載。 [2]
製品情報B約20%即放性試験での頻度表に基づく。 [3]
製品情報C約20%同様に20%とする別製品情報。 [4]
製品情報D7%・17%・24%試験群・用量条件で差がある表記。 [5]
総説レビュー具体値なし(一般的副作用)ドライマウスは代表的な副作用として記載。 [6]

結論

トラマドールの口渇はよくみられる副作用で、試験や条件により約7〜40%の範囲で報告されています。 [2] [3] [4] [5] 一般的には10〜30%程度と見積もると実臨床の感覚に近く、用量・製剤・個人差で変動します。 [3] [4] [7]


ドライマウスの症状が続く場合やつらいと感じる場合は、用量調整や他の痛み止めへの切り替えも含めて担当医に相談してみてください。 [7]

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出典

  1. 1.^Tramadol: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
  2. 2.^abcdef(dailymed.nlm.nih.gov)
  3. 3.^abcde(dailymed.nlm.nih.gov)
  4. 4.^abcde(dailymed.nlm.nih.gov)
  5. 5.^abc(dailymed.nlm.nih.gov)
  6. 6.^abTramadol. A preliminary review of its pharmacodynamic and pharmacokinetic properties, and therapeutic potential in acute and chronic pain states.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  7. 7.^abcdeAdverse event profile of tramadol in recent clinical studies of chronic osteoarthritis pain.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。