Medical illustration for 米国NIHの資料に基づく | リシノプリルの副作用として視界のぼやけ(かすみ目)はどの程度報告されており、放置せず受診すべき症状の目安はありますか? - Persly Health Information
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2026年2月19日5分で読める

米国NIHの資料に基づく | リシノプリルの副作用として視界のぼやけ(かすみ目)はどの程度報告されており、放置せず受診すべき症状の目安はありますか?

要点:

リシノプリルでのかすみ目はまれに報告されます。急な視力低下・眼痛・視野異常は早めに受診し、顔や喉の腫れや呼吸困難は血管浮腫の可能性で緊急対応が必要です。利尿薬併用中に急な視力変化が出た場合も至急評価を受けてください。

リシノプリルで「視界のぼやけ(かすみ目)」が起こることはありますが、頻度は高くありません。多くの臨床試験で報告される主な副作用は「咳・めまい・頭痛」などで、視覚症状は「まれ(稀)」または「頻度不明」のカテゴリーに含まれることが一般的です。ACE阻害薬全体の添付文書では「vision disturbances(視覚の異常)」が挙げられており、起こりうる副作用として認識されています。 [1] リシノプリルを含むACE阻害薬の安全性データでは、消化器・呼吸器・神経系の症状が比較的多く、視覚異常は主要な頻発事象ではない位置づけです。 [2] なお、かすみ目が“重大な眼の合併症のサイン”となるケースもあるため、放置せず見極めが大切です。 [3]


副作用の位置づけと頻度の目安

  • ACE阻害薬(例:ラミプリルなど)の公式情報では、「視覚異常(vision disturbances)」が報告されていますが、頻度は低く、一般的な中止理由の上位ではありません。 [4] [1]
  • リシノプリルの臨床試験全体でも、よく見られるのは頭痛・めまい・咳などで、視覚症状は主要な頻発事象としては目立ちません。 [2]
  • したがって、一般的には「まれに起こりうる副作用」と考えられますが、個人差があり、他の薬との併用や基礎疾患によってリスクや重症度は変わります。 [2]

放置せず受診すべき症状の目安

以下に当てはまる場合は、早めの受診が安全です。特に急な発症や進行がある場合は、同日受診や救急受診を検討してください。 [3]

  • 片目・両目に関わらず、急に視力が落ちた、急にかすんだ、視界が歪むなどの急性変化。 [3]
  • 眼の痛み(鈍痛・圧迫感・頭痛を伴う場合を含む)、光を見ると痛いなど。 [3]
  • 読みにくい・二重に見える・視野が欠けるなどの持続する見え方の異常。 [3]
  • 黄疸(白目や皮膚が黄色い)を伴う視覚の異常(薬剤性肝障害のサインの可能性)。 [3]
  • リシノプリルと利尿薬(ヒドロクロロチアジドなど)を併用していて、開始から数時間〜数週間以内に急な視力低下や眼痛が出た場合(急性閉塞隅角緑内障などのまれな薬剤性反応の可能性)。 [5] [6] [7]

命に関わるサインに注意(緊急)

  • 顔・唇・舌・喉・目の周りの腫れ、呼吸しにくい、声がれは、ACE阻害薬で起こり得る「血管浮腫(クインケ浮腫)」の可能性があり、救急要請が必要です。 [8]
  • ACE阻害薬の血管浮腫は、投与開始直後だけでなく治療中いつでも起こり得て、重症化すると窒息の危険があります。 [8]
  • 実臨床では喉頭浮腫が急速に悪化し致命的となった報告もあり、疑った時点で直ちに受診・内服中止が重要です。 [9] [10]

かすみ目が出たときの自己チェックと対応

  • まずは血圧を確認しましょう。急な低血圧や高血圧のどちらでも、ぼやけの一因になり得ます(ふらつきや頭痛を伴うことがあります)。
  • 新しく始めた薬やサプリ、特に利尿薬(ヒドロクロロチアジド等)を併用しているかを確認してください。急性の眼圧上昇を起こすことがあり、早期中止と眼科治療が必要となる場合があります。 [5] [6] [7]
  • かすみ目が軽く一過性で、痛みや視野欠損がなければ、無理に運転しない・手元作業を控えるなど安全確保をしつつ、主治医に連絡して指示を仰ぐと安心です。 [3]
  • 症状が持続・悪化する、痛みや視野異常を伴う、急に強く出た場合は、眼科または救急での評価が望ましいです。 [3]

表:受診の目安(リシノプリル内服中の視覚症状)

状況具体的な症状推奨対応
緊急受診顔・口唇・舌・喉・目の周囲の腫れ、呼吸困難、声がれ直ちに救急受診・内服中止。血管浮腫の可能性。 [8] [9]
当日受診(眼科/内科)急な視力低下、強い眼痛、視野が欠ける、二重に見える当日受診で原因精査(眼圧・眼底など)。 [3]
早めの相談軽いかすみ目が持続、読みにくさが続く、頭痛やめまいを伴う運転等を避け、主治医に連絡して受診時期を相談。 [3]
併用薬あり(HCTZ等)開始後数時間〜数週での急な視力低下や眼痛急性閉塞隅角緑内障等の懸念、速やかに受診。 [5] [6] [7]

まとめ

  • リシノプリルでの「かすみ目」はまれに起こり得る副作用ですが、ほとんどの人では主要な問題としては報告されていません。 [2]
  • 一方で、急な視力低下や眼痛、視野異常は重大な眼疾患のサインになり得るため、早めの受診が安心です。 [3]
  • 顔・喉・舌の腫れや呼吸困難は血管浮腫の緊急サインで、直ちに救急受診が必要です。 [8] [9]
  • 利尿薬(ヒドロクロロチアジド等)を併用中で急な見え方の変化が出た場合は、薬剤性の急性眼合併症の可能性があるため、至急評価を受けてください。 [5] [6] [7]

必要であれば、現在の内服内容(併用薬)や症状の出方(いつから・片目か両目か・痛みの有無)を教えてください。

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出典

  1. 1.^ab(dailymed.nlm.nih.gov)
  2. 2.^abcdThe safety and tolerability of lisinopril in clinical trials.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  3. 3.^abcdefghijkLisinopril and hydrochlorothiazide (oral route) - Side effects & dosage(mayoclinic.org)
  4. 4.^DailyMed - ramipril- Ramipril capsule(dailymed.nlm.nih.gov)
  5. 5.^abcd(dailymed.nlm.nih.gov)
  6. 6.^abcdQUINAPRIL HYDROCHLORIDE AND HYDROCHLOROTHIAZIDE tablet(dailymed.nlm.nih.gov)
  7. 7.^abcd(dailymed.nlm.nih.gov)
  8. 8.^abcd(dailymed.nlm.nih.gov)
  9. 9.^abcFatal angioedema associated with lisinopril.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  10. 10.^Angioedema complicating lisinopril therapy.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。