免疫療法で視力障害は起こる?症状と対処法を詳しく解説
免疫療法で視力に影響は出ますか?対処法も知りたい
免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬など)では、まれではあるものの目に関する副作用が起こることがあります。 [1] 多くは乾燥感やかすみなど軽症ですが、ぶどう膜炎(眼内の炎症)や視神経炎など見逃せない症状が出ることもあり、早期発見と適切な対応がとても大切です。 [2] [3] [4]
起こり得る眼の副作用
- 乾燥眼・流涙(ドライアイ/水っぽい涙): もっとも多い眼の副作用です。 [5]
- 視覚症状: ぼやけ(かすみ目)、複視(ものが二重に見える)など。 [1]
- 炎症性疾患: ぶどう膜炎(虹彩炎・毛様体炎などを含む)、強膜表層炎、結膜炎、眼瞼炎など。 [2] [3] [4]
- 痛み・発赤・まぶしさ(光過敏)・飛蚊症: 眼の炎症でみられる代表的なサインです。 [1]
- まれに重症: 視神経炎など神経学的合併症は稀ですが重篤になり得ます。 [4]
これらは免疫が活性化し自己組織を誤って攻撃することで生じる「免疫関連有害事象(irAE)」の一部です。 [6]
発生頻度と重症度の目安
- 眼のirAE全体は「まれ(数%未満)」と考えられています。 [5]
- 施設経験の報告では、乾燥眼が最も多く、次いでぶどう膜炎などの炎症がみられました。 [5]
- 多くの眼の副作用は、適切な治療で免疫療法を中止せずにコントロール可能でした。 [7]
つまり、必ずしも治療を止める必要はなく、眼科と腫瘍内科が連携した管理で十分に対処できる場合が多いです。 [8] [9]
こんな症状が出たら早めに受診
これらはぶどう膜炎や視神経炎などのサインで、放置すると視力に影響が残ることがあります。 [2] [4]
医療機関での主な治療
- 乾燥眼: 人工涙液、ヒアルロン酸点眼、必要に応じて局所シクロスポリンや涙点プラグ。 [7]
- ぶどう膜炎(非感染性): 炎症の部位と重症度に応じて、ステロイド点眼、周辺部(テノン嚢下など)ステロイド注射、全身ステロイドを段階的に使用することがあります。 [10]
- 視神経炎など重症例: 高用量の全身ステロイドなど免疫抑制治療を迅速に検討します。 [6] [4]
- 免疫療法の継続可否: 多くは眼科治療で継続可能ですが、重症の汎ぶどう膜炎などでは一時中止が検討されることがあります。 [7]
治療介入後は比較的早く改善することが期待され、改善が乏しい場合は診断の再評価や専門医コンサルトが推奨されます。 [6]
セルフケアと日常の工夫
- 目を守る: 強い光を避け、屋外ではサングラスで光刺激を減らしましょう。 [1]
- 乾燥対策: こまめな人工涙液、加湿、長時間の画面作業を避けて意識的にまばたき。 [5]
- 衛生管理: コンタクト装用者は一時的に眼鏡へ切替、眼周囲を清潔に保つ。 [2]
- 記録をつける: 症状の出現日、時間帯、左右差、誘因をメモし、受診時に共有すると診断がスムーズです。 [6]
受診タイミングと診療連携
- 軽い乾燥感のみでも、初発時は主治医に連絡し眼科評価を受けるのが安心です。 [6]
- 視力低下・痛み・赤み・光過敏・飛蚊の急増は、速やかに眼科を受診し、免疫療法担当医にも同時に連絡してください。 [1] [6]
- 眼科での適切な治療により、免疫療法を継続できるケースが大半です。 [7] [8]
まとめ
- 免疫療法では、乾燥眼からぶどう膜炎・視神経炎まで、さまざまな眼の副作用がまれに起こります。 [1] [2] [4]
- 多くは点眼や局所・全身ステロイドなどで良好にコントロールでき、免疫療法を中止せずに続けられる可能性が高いです。 [7] [8]
- ただし、視力に関わる症状が出たら早めの眼科受診が重要です。 [1] [6]
よくある質問
免疫療法を続けても大丈夫?
多くの眼の副作用は眼科治療でコントロール可能で、治療継続が可能なことが多いです。 [7] ただし重症例では一時中止を検討することがあります。 [7]
ぶどう膜炎になったら?
非感染性ぶどう膜炎では、炎症の範囲と強さに応じてステロイド点眼・注射・内服を組み合わせ、段階的に減量していきます。 [10]
何科にかかればいい?
眼科での詳細評価が必要で、同時に免疫療法の主治医(腫瘍内科など)への連絡と情報共有が望ましいです。 [6]
受診時に伝えると良い情報チェックリスト
- 使用中の免疫療法の薬剤名と開始時期、最終投与日。 [6]
- 眼症状の種類(かすみ、痛み、赤み、飛蚊、光過敏、複視など)と発症経過。 [1]
- 既往歴(自己免疫疾患、アレルギー、眼疾患、コンタクト使用など)。 [6]
- 併用薬(点眼も含む)と市販薬の有無。 [6]
表: 代表的な眼の副作用と対応の目安
| 症状・所見 | 想定される状態 | 初期対応の目安 | 受診の緊急度 |
|---|---|---|---|
| 乾燥、ゴロゴロ、軽いかすみ | 乾燥眼 | 人工涙液、環境調整、眼科相談 | 数日内に受診 |
| 痛み、赤み、まぶしさ、飛蚊増加 | ぶどう膜炎などの炎症 | 早期に眼科で炎症評価、局所/全身ステロイド検討 | 速やかに受診 |
| 急な視力低下、視野の欠け | 視神経炎など | 緊急評価、全身治療検討 | 至急受診 |
| 二重に見える | 眼筋/神経関連 irAE含む | 原因検索(眼科・神経内科連携) | 速やかに受診 |
乾燥眼は最も多く、ぶどう膜炎は次に多い報告があります。 [5] 多くの症例は治療を中止せずに管理できています。 [7]
メッセージ
免疫療法中に目の不調があっても、適切な評価と治療で十分に対処できることが多いです。 [8] 気になる症状が出たら、無理せず早めに眼科と主治医に相談してください。 [6]
関連する質問
出典
- 1.^abcdefghijManaging Your Immunotherapy Side Effects(mskcc.org)
- 2.^abcde3469-Melanoma adjuvant nivolumab (weight based dosing) SUPERSEDED(eviq.org.au)
- 3.^ab3840-Advanced, metastatic or recurrent pembrolizumab(eviq.org.au)
- 4.^abcdef4616-NSCLC neoadjuvant cARBOplatin pemetrexed and nivolumab(eviq.org.au)
- 5.^abcdeMany ophthalmic irAEs can be treated without discontinuation of life-prolonging immunotherapy(mayoclinic.org)
- 6.^abcdefghijklm1993-Management of immune-related adverse events (irAEs)(eviq.org.au)
- 7.^abcdefghMany ophthalmic irAEs can be treated without discontinuation of life-prolonging immunotherapy(mayoclinic.org)
- 8.^abcdMany ophthalmic irAEs can be treated without discontinuation of life-prolonging immunotherapy(mayoclinic.org)
- 9.^↑Many ophthalmic irAEs can be treated without discontinuation of life-prolonging immunotherapy(mayoclinic.org)
- 10.^ab포도막염(Uveitis) | 질환백과 | 의료정보 | 건강정보(amc.seoul.kr)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。