免疫療法で発熱は起こる?原因と対処法を解説
免疫療法で発熱は起こる?原因と対処法を解説
免疫療法では発熱が副作用として起こることがあります。特に一部の治療(例:BRAF/MEK阻害薬の併用など)では、感染がなくても発熱や悪寒、だるさが生じることが知られています。 [1] 多くの免疫療法では、38°C(100.4°F)以上の発熱や悪寒が出たら医療者へ連絡することが推奨されています。 [2]
免疫療法で発熱が起きる理由
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免疫の活性化による炎症
体の免疫反応が強まることで、感染がなくても体温が上がることがあります。こうした「非感染性の発熱」が一定数で見られます。 [1] -
感染症の可能性
免疫療法中でも、通常の風邪や尿路感染などの感染症が原因で発熱することがあります。新しい咳、のどの痛み、排尿時の灼熱感、創部の赤みや腫れなどがあれば感染のサインです。 [2]
すぐ受診・連絡すべき危険サイン
- 体温が38°C(100.4°F)以上になった場合は連絡が必要です。 [2]
- 悪寒や震えがある。 [2]
- 感染を疑う症状(新しい咳、のどの痛み、排尿時の灼熱感、傷やカテーテル部位の赤み・腫れ・熱感・膿)が出てきた。 [2]
BRAF/MEK阻害薬(ダブラフェニブ+トラメチニブなど)では、発熱の前兆(悪寒、めまい、脱水、倦怠感など)に気づいた時点で薬を一時中止する指示がとられることがあります。医療チームから具体的な中止・再開手順の指導を受けている場合はその計画に従ってください。 [1]
自宅での対処法(軽症の場合)
- 水分補給をこまめに行い、脱水を防ぎましょう。 [1]
- 休養と体温管理(薄着と保温のバランス、室温調整、軽い冷却)が役立つことがあります。 [2]
- 解熱鎮痛薬の使用は、主治医の指示に従いましょう(一般的にアセトアミノフェンなどが用いられることがありますが、薬剤相互作用や肝機能の状況で調整が必要です)。 [3]
- 感染予防の習慣(手洗い、調理前後の衛生、ドアノブや手すりなどの高頻度接触面への注意)を徹底しましょう。 [2]
BRAF/MEK阻害薬に特有の「発熱症候群」
- 時期:非感染性の発熱は多くの方で起こりうる副作用で、開始後1か月前後に初発し、最初の3か月に多い傾向があります。 [1]
- 症状:悪寒(震え)、脱水、低血圧、めまい、虚弱感、疲労などを伴うことがあります。 [1]
- 対応のポイント:前兆を教育し、症状が出たら速やかに薬剤を一時中止し、早期介入を行うことが重要とされています。再開や用量調整は医療者の指示に従います。 [1]
併用療法では施設ごとのプロトコール(予防と治療の手順)が整備されていることがあります。 [4]
受診の目安
- 38°C以上の発熱がある。 [2]
- 悪寒・震え、新しい咳、のどの痛み、排尿時の灼熱感、傷・カテーテル部位の赤み/腫れ/熱感/膿など感染を疑う症状がある。 [2]
- BRAF/MEK阻害薬の治療中で、発熱の前兆やふらつき、脱水の兆候が出た。 [1]
家族・介護者ができるサポート
- 体温測定の記録(時間・数値・症状のメモ)を取り、医療者へ伝えやすくする。 [2]
- 水分・電解質補給を促す(経口補水液など)。 [1]
- 危険サインを共有し、38°C以上や強い悪寒があれば、ためらわず医療機関へ連絡する。 [2]
よくある質問
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発熱が出たら、毎回救急に行くべきですか?
38°C以上や悪寒、感染が疑わしい症状があれば連絡が必要です。状況に応じて外来連絡・指示に従い、必要なら救急受診します。 [2] -
発熱が感染なのか副作用なのか、どう見分けますか?
完全に自分だけで見分けるのは難しいですが、局所の赤み・腫れ・膿、咳・咽頭痛・排尿時灼熱感などがあれば感染を示唆します。BRAF/MEK阻害薬では非感染性の発熱が早期に多いことも参考になります。 [2] [1]
まとめ
関連する質問
出典
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。