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Medical illustration for アスピリンで息切れは起こる?対処法まとめ - Persly Health Information
Persly 医療専門チームPersly 医療専門チーム
2026年1月26日5分で読める

アスピリンで息切れは起こる?対処法まとめ

要点:

アスピリンは息切れの副作用を起こすことがあるの?

結論として、アスピリンは一部の人で「喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難」を副作用として引き起こすことがあります。 [1] アスピリンや他のNSAIDs(イブプロフェン、ナプロキセンなど)に対するアレルギーや過敏反応では、服用後数分〜数時間で咳、喘鳴、息苦しさ、顔や喉の腫れなどが現れることがあります。 [2] ぜんそく、鼻ポリープ、慢性副鼻腔炎、慢性蕁麻疹がある人は、こうした反応を起こしやすいとされています。 [3]


どんな症状に注意すべき?

  • 喘鳴(ヒューヒュー音)や息切れ、呼吸がしづらい。 [1]
  • 唇・舌・顔の腫れ、蕁麻疹やかゆみ。 [1]
  • 胸の締めつけ感、声がれ。 [1]
  • ぜんそくや鼻症状の急な悪化(鼻水、くしゃみ、鼻づまり)。 [4]

これらはアレルギー反応や「アスピリン喘息(アスピリン/NSAID増悪呼吸器疾患:AERD)」で見られることがあります。 [PM17] AERDは、ぜんそく・再発しやすい鼻ポリープ・アスピリン/NSAIDへの過敏反応の3点が特徴です。 [5]


なぜ起こるの?(仕組みのポイント)

AERDやNSAID過敏では、アスピリンなどが体内の化学物質バランスを崩し、気道が敏感になって気管支が急に狭くなることがあります。 [4] このため、通常は問題なくても、特定の人では急な喘鳴や息切れが出ることがあります。 [4] ぜんそくや鼻ポリープがあると、こうした反応が強く出やすい傾向があります。 [3]


すぐに行うべき対処

  • 強い息切れ、喘鳴、顔や喉の腫れが出たら、直ちにアスピリンを中止し、救急受診を検討してください。 [1] 重度の場合はアナフィラキシー(重いアレルギー反応)の可能性があります。 [2]
  • ぜんそく持ちで吸入薬(短時間作用型β2刺激薬)を処方されている場合は、指示どおりに救急吸入を行い、医療機関へ。 [PM17]
  • 症状が軽くても、はじめて息切れや喘鳴が出たときは医師に相談し、原因の評価を受けましょう。 [6]

再発予防と長期的な対応

  • アスピリンや他のNSAIDsの回避:息切れなどの反応歴がある場合、医師の許可なく同系薬を自己使用しないことが安全です。 [6] イブプロフェンやナプロキセンでも似た反応が起こりうるため、代替薬の選択は医師と相談しましょう。 [2]
  • 薬の成分表示の確認:総合感冒薬などにもアスピリンやNSAIDsが含まれる場合があるため、成分欄をよく確認してください。 [7]
  • AERDが疑われる場合の専門的評価:必要に応じて医療管理下でのアスピリン負荷試験で診断を行うことがあります。 [6]
  • 治療の選択肢:ぜんそくコントローラー(吸入ステロイドなど)やロイコトリエン受容体拮抗薬が推奨されることがあり、症状の安定に役立ちます。 [PM17] AERDに対しては、医療機関でのアスピリン脱感作療法が選択されることもあり、鼻ポリープや呼吸症状の再発抑制に役立つ場合があります。 [6]

受診の目安

  • 初めて息切れ・喘鳴が出た、または毎回アスピリンやNSAIDsで呼吸が悪化する。 [2]
  • 顔や喉の腫れ、強い蕁麻疹、胸の痛み、声がれを伴う。 [1]
  • ぜんそく・鼻ポリープ・慢性副鼻腔炎があり、痛み止めで症状が悪化する。 [3]

これらに当てはまる場合は、自己判断での再服用を避け、医療機関で評価を受けることが望ましいです。 [6]


他のNSAIDsでも注意が必要?

アスピリンに過敏な人は、イブプロフェンやナプロキセンなど他のNSAIDsでも似た呼吸器症状を起こすことがあります。 [2] 一部の製剤の添付情報でも、いわゆる「アスピリン三徴(ぜんそく+鼻炎/鼻ポリープ+NSAIDで重い気管支けいれん)」がある人には投与しないと警告されています。 [8] したがって、代替薬の選択は医師の指示に従うことが安全です。 [6]


自己管理のコツ

  • 症状や服用歴をメモし、どの薬でどんな反応が出たかを記録しましょう。 [6]
  • 処方・市販を問わず、新しい薬を使う前に過敏歴を必ず伝える。 [6]
  • ぜんそくがある場合、日常のコントローラー治療を適切に続けると、全体の悪化リスクを下げられます。 [PM17]

まとめ

アスピリンは、特にアレルギーやAERDのある人で、息切れや喘鳴などの呼吸器症状を副作用として引き起こすことがあります。 [1] 強い呼吸困難や顔・喉の腫れが出たら、直ちに中止して医療機関へ相談してください。 [1] 再発予防にはアスピリンやNSAIDsの回避、専門的評価、適切なぜんそく治療、必要に応じた脱感作療法が役立つことがあります。 [6] [PM17]


疑問や不安があれば、いつでも医療機関に相談してください。 [6]

関連する質問

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出典

  1. 1.^abcdefghAspirin: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
  2. 2.^abcdeAspirin allergy: What are the symptoms?(mayoclinic.org)
  3. 3.^abcAspirin allergy: What are the symptoms?(mayoclinic.org)
  4. 4.^abcHow to diagnose and treat AERD(mayoclinic.org)
  5. 5.^How to diagnose and treat AERD(mayoclinic.org)
  6. 6.^abcdefghijHow to diagnose and treat AERD(mayoclinic.org)
  7. 7.^How to diagnose and treat AERD(mayoclinic.org)
  8. 8.^DailyMed - IBU- ibuprofen tablet(dailymed.nlm.nih.gov)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。