アセトアミノフェンで尿に血が出る?原因と対処法
アセトアミノフェンで尿に血が出る?原因と対処法
アセトアミノフェン(パラセタモール)で「尿に血が混じる(血尿)」が直接的な一般的副作用として頻繁に起こるわけではありませんが、過量服用や腎障害が生じた場合に、腎・尿路のトラブルが背景となって血尿が見られることがあります。 [1] 特に過量では腎の尿細管壊死(急性腎障害の一種)が報告されており、これが尿異常や血尿の一因になり得ます。 [2]
どんな仕組みで起こり得るのか
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過量服用による腎毒性
アセトアミノフェンの重い副作用は主に肝臓ですが、過量では腎の尿細管壊死が起こることがあります。 [1] この腎障害に伴い、尿検査異常や尿量低下、まれに血尿などの尿路症状が見られる可能性があります。 [2] -
アレルギー性・薬剤性腎炎(急性間質性腎炎)
まれに、アセトアミノフェンが誘因となる薬剤性の急性間質性腎炎が報告されており、腎炎に伴う血尿が生じることがあります。 [PM14] 既存の腎疾患がある場合や小児例でも、誘因薬の中止で腎機能悪化が止まった症例が示されています。 [PM14] -
アルコールとの関係
アルコール常用者で、治療用量でも腎・肝障害が誘発され、肉眼的血尿を生じた症例が報告されています。 [PM13] アルコールはアセトアミノフェン毒性を高めるため、併用は腎尿路の合併症リスクを上げる可能性があります。 [PM13]
いつ受診すべきか(受診目安)
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今すぐ受診(救急含む)
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早めに受診(数日以内)
自分でできる対処法
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アセトアミノフェンの中止と総量確認
血尿や腎・尿路症状が出たら、まず服用を中止し、直近数日の総摂取量を確認してください。 市販薬や総合感冒薬にもアセトアミノフェンが含まれていることがあります。 [5] -
水分摂取を保つ
脱水は腎血流を悪化させます。 嘔吐がある場合は少量ずつ補水し、症状が強ければ医療機関で点滴が必要になることがあります。 [1] -
アルコールを避ける
アルコールは毒性を高める可能性があるため、併用は控えてください。 [PM13] -
他の鎮痛薬への切り替えは自己判断で行わない
NSAIDs(例:イブプロフェン)も腎や胃への負担があり、腎障害時は逆効果になり得ます。 医師・薬剤師に相談のうえで変更しましょう。 [6]
医療機関で行われる検査・治療のイメージ
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尿検査・血液検査
尿潜血・蛋白、血清クレアチニン(腎機能)、肝機能、凝固系の確認が一般的です。 過量が疑われる場合はアセトアミノフェン血中濃度の評価が行われます。 [1] [2] -
画像検査
腰背部痛や発熱があるときは、尿路感染や結石、出血源を探すために超音波やCTが検討されます。 [PM17] -
治療
安全な服用の目安と注意点
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最大用量
成人では通常、1日最大4000mg(4g)を超えないことが推奨されます。 体重や肝・腎機能、併用薬によってさらに低用量が望ましい場合があります。 [3] [4] -
併用薬の確認
重複成分による過量に注意し、複数製品でアセトアミノフェンが含まれていないか必ず確認しましょう。 [5] -
基礎疾患がある場合
腎疾患、肝疾患、アルコール常用がある方は、通常量でもリスクが上がることがあるため、医師・薬剤師に相談のうえで服用してください。 [PM13] [6]
まとめ
- アセトアミノフェン自体で血尿が「よくある副作用」というわけではありませんが、過量服用や薬剤性腎障害(尿細管壊死、急性間質性腎炎)を介して血尿が起こり得ます。 [1] [2] [PM14]
- 血尿が出たら、アセトアミノフェンを中止し、総摂取量と併用薬、アルコール摂取の有無を整理して、受診を検討してください。 [5] [PM13]
- 強い痛みや発熱、嘔吐、真っ赤な尿、4g/日超の服用がある場合は、早めの受診が安全です。 [3] [PM17]
追加で知りたいことがあれば、いつでも気軽に相談してください。
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出典
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。