
ナプロキセンの錠剤やカプセルに豚由来のゼラチンなどの成分は含まれていますか? | NIHの資料に基づく
要点:
一般的なナプロキセンの通常錠はゼラチンを含まないことが多い一方、ジェルキャップやカプセル形状の製品にはゼラチンが配合されています。ゼラチンの由来(豚・牛など)は製品ごとに異なり、ラベルに記載されない場合もあるため、個別製品の表示確認とメーカーへの問い合わせが必要です。
要点まとめ
一般的なナプロキセンの「錠剤」はゼラチンを含まない場合が多い一方で、「ジェルキャップ(gelcaps)」やカプセル形状のコーティング錠にはゼラチンが配合されています。 [1] ゼラチンは製品により由来(豚・牛など)が異なるため、豚由来かどうかは製品・メーカーに確認が必要です。 [2]
製剤別のゼラチン有無
ジェルキャップ・カプセル形状コーティング錠
- 市販のナプロキセンナトリウム「Aleve Gelcaps」(米国OTC)では、不活性成分としてゼラチンが明記されています。 [1]
- 同一製品の別版表示でも、ゼラチン、グリセリン、ヒプロメロース、タルク等の賦形剤が記載されています。 [2]
- これらは「カプセル状に見えるコーティング錠」であり、ゼラチン被膜を用いた設計です。 [3]
通常の錠剤(タブレット)
- 一般的な「ナプロキセンナトリウム錠(220mg)」の表示では、有効成分の記載が中心で、ゼラチンは通常の錠剤では配合されないことが多いと解釈できます(錠剤はセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ポリビドンなどの固体賦形剤が一般的)。 [4]
- ただし、国・メーカー・製品によって賦形剤は変わりうるため、最終的には個別製品の添付文書・ラベルを確認する必要があります。 [5]
「豚由来」かどうかの確認ポイント
- ゼラチンの由来はラベルに必ずしも記載されません(動物由来原料の種別まで示さないケースが多い)。 [1]
- 同一成分でもジェルキャップではゼラチン使用、通常錠では非使用といった差があります。 [2]
- 宗教的・倫理的な配慮が必要な場合は、メーカーの医薬品情報窓口に「ゼラチン由来(豚・牛・魚など)」の確認を依頼するのが確実です。 [6]
代表的な市販品の例(米国)
ゼラチンを避けたい場合の選択肢
- 通常の「錠剤(タブレット)」仕様のナプロキセン製品を選ぶと、ゼラチンを避けられる可能性が高いです。 [4]
- ただし、国際的に製品差があるため、日本国内流通品の添付文書で賦形剤を確認してください。 [5]
- ゼラチン不使用でも、着色剤(FD&C Yellow No.6など)や他の賦形剤が入っている場合があるため、アレルギーや嗜好で問題がないかも併せて確認すると安心です。 [3]
補足:カプセルとコーティング技術
- 研究や臨床試験では、ナプロキセンをゼラチンカプセルに充填した腸溶性顆粒製剤なども用いられています。 [7]
- このようなカプセル系製剤ではゼラチンが用いられるのが一般的で、由来は製造元の原料調達に依存します。 [7]
実務的な確認手順
- 手元の製品パッケージの「成分(不活性成分)」欄でgelatin(ゼラチン)有無を確認。 [1]
- 製品名+“添付文書”や“NDC/DailyMed”でオンラインの公式ラベルを検索し、賦形剤リストを参照。 [2] [3] [6]
- ゼラチンが記載されていた場合、由来(豚・牛・魚)をメーカーに直接問い合わせ。 [6]
まとめ
関連する質問
出典
- 1.^abcdefALEVE GELCAPS- naproxen sodium tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdeALEVE GELCAPS- naproxen sodium tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^abcALEVE GELCAPS- naproxen sodium tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 4.^abcALL DAY RELIEF- naproxen sodium tablet(dailymed.nlm.nih.gov)
- 5.^abc(dailymed.nlm.nih.gov)
- 6.^abcdeALEVE GELCAPS- naproxen sodium tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 7.^abNaproxen-associated gastroduodenal toxicity: enteric coated granules versus plain tablets.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。