
WHOの資料に基づく | フルオキセチン製剤に卵由来成分は含まれていますか?卵アレルギーの人でも安全に服用できますか?
要点:
フルオキセチン自体や一般的な添加物に卵由来成分は通常含まれず、卵アレルギーの方でも多くの場合は安全に服用できます。製品ごとに添加物が異なるため、使用前に添付文書で成分を確認し、不安があれば医師・薬剤師へ相談してください。
フルオキセチン(SSRI)そのものには卵由来の成分は含まれていないのが一般的です。多くのフルオキセチン製剤の添加物(賦形剤・カプセル材)はゼラチン、二酸化チタン、微結晶セルロース、クロスポピドン、ステアリン酸マグネシウムなどで構成され、卵タンパク(卵白アルブミン、オボムコイド等)は通常含まれません。これは同系統の経口製剤の成分一覧からも整合的です。 [1] [2]
結論の要点
- 有効成分のフルオキセチン自体は卵由来ではありません。 [3]
- 一般的なカプセルや錠剤の添加物に卵タンパクは記載されていません。 [1] [2]
- 卵アレルギーの方でも、通常は安全に服用できる可能性が高いです。 ただし、製品ごとの添加物はメーカーによって異なるため、最終確認は各製品の添付文書(成分一覧)で行いましょう。 [4]
成分と添加物の確認ポイント
- フルオキセチン経口製剤では、カプセル材としてゼラチンが使われることがありますが、ゼラチンは一般に動物由来(豚・牛等)であり、卵由来ではありません。 [5]
- 添加物として頻出するのは微結晶セルロース、二酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、ポリビドン、クロスポピドンなどで、卵タンパクは通常記載されません。 [2]
- 一部の医薬品では食品由来物質(乳糖など乳由来)を含むことがありますが、卵由来の添加物は特殊なケースを除き稀です。 [6] [7]
卵アレルギーと医薬品の一般的注意
- 卵アレルギーは主に卵白のオボムコイド・オーバルブミンなどのタンパクに対する反応です。したがって、卵タンパクが医薬品に含まれていない限り、アレルギー反応の可能性は低いと考えられます。 [8]
- 医薬品に食品由来タンパクが含まれる場合はラベルや成分表への明記が推奨されています。卵・乳などは特に注意が必要とされています。 [7]
- インフルエンザワクチンのように卵培養に関係する製品では卵アレルギーの配慮が必要ですが、フルオキセチンのような経口抗うつ薬は卵培養とは無縁です。 [9]
実務的な安全確認の手順
- 製品名を特定し、添付文書の「成分・添加物一覧」を確認する(薬局で入手可能、または公的データベースに掲載)。 [4]
- ゼラチンなどの由来が気になる場合は、薬局やメーカーの医薬品情報窓口に問い合わせて由来原料(動物種、製造工程)を確認するのも良い方法です。 [4]
- 既往に重度のアナフィラキシーがある方は、新規服用時に注意深く観察し、皮膚症状(発疹、蕁麻疹)や呼吸器症状が出た場合は直ちに受診しましょう。抗うつ薬自体でも稀に皮疹などの過敏反応が起こることがあり、卵とは無関係でも対処が必要です。 [10]
フルオキセチンの総合的な安全性メモ
- フルオキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、長年使用されている抗うつ薬です。一般的な副作用として吐き気、不眠、不安、下痢、頭痛などが知られていますが、卵由来に関連した副作用は想定されません。 [11] [12]
- 服用前には、薬剤や添加物への既知のアレルギーを医師・薬剤師へ伝え、成分リストの提示を受けると安心です。 [4]
まとめ
- 現在入手できる情報からは、フルオキセチン製剤に卵由来成分は通常含まれていないと考えられます。 [1] [2]
- 卵アレルギーの方でも多くの場合は安全に服用可能と考えられますが、念のため使用する特定製品の添付文書で添加物を確認し、心配があれば薬剤師・医師に相談してください。 [4]
参考になる成分記載の例(抜粋)
- 例:経口カプセルの一般的な成分
- ゼラチン、二酸化チタン、微結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、コロイド二酸化ケイ素など(卵由来の記載なし)。 [1]
- 例:錠剤の一般的な添加物
- 乳糖(乳由来)、ポリビドン、クロスポピドン、ヒプロメロース、二酸化チタンなど(卵由来の記載なし)。 [2]
念のため、ご使用予定の具体的な製品名(メーカー名・容量)を教えていただければ、添加物の成分一覧を確認して卵由来の可能性がないか一緒にチェックします。
関連する質問
出典
- 1.^abcd(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdeRx Only(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^↑Fluoxetine: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
- 4.^abcdeFluoxetine: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
- 5.^↑(dailymed.nlm.nih.gov)
- 6.^↑DULOXETINE D/R capsule, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 7.^abPotential hypersensitivity due to the food or food additive content of medicinal products in Spain.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 8.^↑Position document: IgE-mediated allergy to egg protein.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 9.^↑Egg hypersensitivity in review.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 10.^↑Fluoxetine: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
- 11.^↑Fluoxetine (oral route) - Side effects & dosage(mayoclinic.org)
- 12.^↑복약정보 : 화순전남대학교병원(cnuhh.com)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


