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2026年2月19日5分で読める

PubMedの資料に基づく | アムロジピンの副作用としてめまいはどれくらいの頻度で起こり、原因や注意すべき危険な兆候、対処法や受診の目安はありますか?

要点:

アムロジピンによるめまいは臨床試験で約1〜3%(5〜10mgで約3.4%)に報告されています。原因は血管拡張による相対的な低血圧や脱水・暑熱などで、失神・胸痛・強い動悸・神経症状があれば緊急受診が必要です。対処はゆっくり立つ、水分補給、服用タイミング調整、アルコール控えめで、症状が続く・悪化する場合は早めに医師へ相談します。

アムロジピンで起こる「めまい」は、一般的に多くはありませんが、用量や体質によってみられることがあります。臨床試験では、めまいはおおむね1〜3%台で報告されており、5mgや10mgでも約3.4%とされています。 [1] 一方で、浮腫(むくみ)はより頻度が高く、めまいよりも起こりやすい副作用です。 [2]


頻度の目安

  • プラセボ対照試験での発生率

    • 2.5mg:1.1% [1]
    • 5mg:3.4% [1]
    • 10mg:3.4% [1]
    • プラセボ:1.5% [1]
      これらより、用量増加で極端に増えるわけではなく、低〜数%台で推移する傾向といえます。 [1]
  • 他薬との比較からみた位置づけ
    大規模観察では、アムロジピンではめまい・ほてり・頭痛などの血管拡張関連のイベントはむくみほどは多くないとされています。 [2] また、同系統薬の一部(ニフェジピン徐放など)に比べると、初期の血管拡張性副作用(頭痛・ほてり・めまい)は相対的に少ないという報告もあります。 [3] [4]


なぜめまいが起こるのか(原因)

  • 血管拡張作用による血圧低下
    アムロジピンは末梢血管を拡げて血圧を下げます。急に立ち上がったとき、運動時、暑い環境で発汗が多いときなどに、相対的な血圧低下でふらつきや立ちくらみが起こりやすくなります。 [1] [3]
  • 脱水・暑熱環境
    暑さや発汗が強いと体内の水分が減り、低血圧ぎみになってめまいが出やすくなります。 [5]

危険なサイン(すぐ受診・相談すべき目安)

  • 失神(気を失う)、胸痛、動悸が強い、呼吸苦、片麻痺やろれつが回らないなど神経症状がある場合は、緊急受診が望まれます。失神した場合はただちに医師へ連絡が必要です。 [5]
  • 尿の色が濃い、白っぽい便、右上腹部の痛み、強い全身倦怠感などが続く場合も、薬剤性の肝・胆道関連の異常の可能性があり早めの受診が推奨されます。 [5]

自宅でできる対処法

  • 立ち上がりはゆっくり
    長時間座位・臥位から急に立ち上がるとめまいが出やすいので、体位変換は段階的に行いましょう。 [1]
  • 水分・塩分のバランス
    暑い日や運動時はこまめな水分補給を心がけ、過度な脱水を避けます(持病で制限がある場合は主治医の指示に従ってください)。暑熱環境では無理をしないのも大切です。 [5]
  • 服用タイミングの調整
    個人差はありますが、めまいを感じやすい時間帯を避けて就寝前に服用すると日中のふらつきが気になりにくい場合があります(勝手な中止や増減は避け、まずは処方医に相談しましょう)。 [1]
  • アルコールの控えめ
    アルコールは血管を拡張し、低血圧やふらつきを助長する可能性があります。 [1]

受診のタイミング

  • すぐに相談
    • 服用開始直後からめまいが強く、日常生活に支障がある。 [5]
    • 失神、胸痛、動悸の増悪、神経症状を伴う。 [5]
  • 早めに受診
    • めまいが数日以上続く/悪化する、新たな症状(むくみの急増、体重増加、息切れ)が加わる。 [2]
    • 暑い時期や運動時に繰り返しふらつく。 [5]
  • 定期診察で相談
    • 軽いふらつきが時々あるが耐えられるレベルのときは、次回受診時に測定した血圧の記録、起こる時間帯や状況(起立時、運動後、暑い環境など)を伝えると、用量調整や内服タイミングの見直しに役立ちます。 [1] [5]

データ一覧(参考)

用量めまい発生率備考
2.5mg1.1%プラセボ1.5%と同程度〜やや低い範囲 [1]
5mg3.4%用量依存は明確でなく数%台 [1]
10mg3.4%同上 [1]
プラセボ1.5%背景発生との比較に用いる [1]
  • むくみはアムロジピンで相対的に多く、めまい・頭痛・ほてりはそれより少ないという観察が報告されています。 [2]
  • 初期の副作用は、アムロジピンのほうが一部の同系薬より少ないとする比較研究もあります。 [3] [4]

まとめ

  • アムロジピンによるめまいの頻度はおおむね1〜3%台で、暑さ・脱水・急な起立などで起こりやすくなることがあります。 [1] [5]
  • 失神、胸痛、強い動悸、神経症状を伴う場合は早急な受診が必要です。 [5]
  • 自宅ではゆっくり立つ、水分補給、暑熱回避、アルコール控えめなどで対策し、症状が続く・悪化する場合は医師へ相談してください。 [5] [2]

😊何時ごろ・どんな場面(起き上がり時、外出時の暑い時間帯、運動後など)にめまいが出やすいか、最近の血圧値とあわせて教えていただけますか?

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出典

  1. 1.^abcdefghijklmnopAMLODIPINE BESYLATE(dailymed.nlm.nih.gov)
  2. 2.^abcdeVasodilation-related adverse events in diltiazem and dihydropyridine calcium antagonists studied by prescription-event monitoring.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  3. 3.^abcComparison of early side effects with amlodipine and nifedipine retard in hypertension.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  4. 4.^abComparison of early side effects with amlodipine and nifedipine retard in hypertension.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  5. 5.^abcdefghijkAmlodipine (oral route) - Side effects & dosage(mayoclinic.org)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。