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2026年2月12日5分で読める

プレドニゾン服用中に白米を主食として食べても、血糖値や薬の効果・副作用に影響はありませんか?

要点:

プレドニゾン服用中に白米を食べることは可能ですが、白米は高GIでステロイドの作用と相まって食後高血糖が強く出やすくなります。薬効を直接弱めることはありませんが、高血糖や体重増加などの副作用リスクが上がるため、主食量の調整や食物繊維・たんぱく質との併用、糖尿病のある方は食後血糖のモニタリングや薬の調整を検討してください。

プレドニゾンを服用中に白米を主食として食べること自体は一般的に可能ですが、白米は血糖値を上げやすい食品のため、ステロイド(プレドニゾン)の作用と重なって食後高血糖が強く出やすい点に注意が必要です。 プレドニゾンは血糖を上げる方向に働くことが知られており、白米など高糖質・高GIの食事はその影響をさらに強めることがあります。 [1] [2]

プレドニゾンの血糖への影響

  • 血糖上昇のリスク:プレドニゾンなどの全身性ステロイドは、短期でも食後の血糖を上げやすく、特に昼〜夜にかけての食後高血糖が目立つことがあります。これはインスリン分泌の抑制とインスリン作用の低下が組み合わさって起こるためです。 [3]
  • 糖代謝の仕組み:ステロイドは肝臓での糖新生を増やし、末梢でのブドウ糖利用を下げることで、インスリン抵抗性のような状態をつくり、結果として高血糖を招きやすくなります。 [4]

白米の影響と食事の考え方

  • 白米は高GIの主食で、食後の血糖を上げやすい食品です。プレドニゾン服用中は、白米を食べてもよいですが、量と組み合わせ(食物繊維・たんぱく質・脂質)で食後血糖の上がり方を緩やかにする工夫が有用です。一般的には、砂糖や濃縮された甘味の摂取を控える指導がされますが、同じく精製度の高い炭水化物(白米・白パン・麺類など)も過量摂取は避けた方が血糖管理に役立ちます。 [5] [6]

糖尿病の有無で異なる注意点

  • 糖尿病がある場合:プレドニゾンは血糖をさらに上げることがあり、自己測定(SMBG)回数を増やす、食後血糖を重点的に確認する、薬の調整が必要になることがあります。 [7] [8]
  • 糖尿病がない場合:通常は一時的な食後高血糖が中心で、慢性的な影響は軽いことが多いですが、年齢・体重・家族歴・妊娠糖尿病歴などによっては高血糖が出やすいため、症状や食後のだるさ・口渇などに注意します。 [9]

薬の効果・副作用への影響

  • 薬効(抗炎症・免疫抑制):白米の摂取がプレドニゾンの抗炎症・免疫抑制効果を直接弱めることは一般的にはありません。
  • 副作用との関係:ただし、白米中心で糖質が多くなると、プレドニゾンが誘発する高血糖(ステロイド糖尿病)のリスクが相対的に上がるため、体重増加や脂質異常とあわせて長期的な心血管リスクに配慮が必要です。 [1] [10]

実践的な食事のコツ

  • 主食の量を調整:白米の茶碗1杯量を見直し、腹八分目を心がける。食後血糖が高めなら少し減らす。
  • 組み合わせで緩和:白米だけで食べず、野菜(食物繊維)・豆類や魚/卵/肉(たんぱく質)・少量の良質な脂質と一緒に摂ると、胃からの排出が緩やかになり血糖の上がり方が穏やかになります。
  • 分食やタイミング:プレドニゾンを朝に飲む場合、昼〜夕の食後高血糖が出やすいため、その時間帯は主食量を控えめにし、夕食の炭水化物をやや少なめにする工夫が役立つことがあります。 [3]
  • 甘味の控え:砂糖や菓子、甘い飲料などの濃縮された甘味は特に血糖を急上昇させるため、可能な範囲で減らすと安全です。 [5]
  • 体重管理:体重増加はステロイドの代謝副作用を悪化させやすいので、総摂取カロリーの適正化も意識しましょう。 [10]

モニタリングと医療的対応

  • 自己血糖測定:糖尿病がある方、または過去に血糖が高めと指摘された方は、服用中は血糖測定の頻度を増やし、特に食後(昼・夕)を重点的に確認すると安心です。 [7] [3]
  • 薬の調整:食後高血糖が続く場合は、糖尿病薬やインスリンの調整が必要になることがあり、医師と相談してください。 [9] [8]
  • 服用方法:胃の負担軽減のため、食後に内服するとよいとされますが、これは血糖対策ではなく胃粘膜保護の目的です。血糖は主に総糖質量と食後のインスリン応答で変わるため、食事の質と量の調整が重要です。 [8]

まとめ

  • 白米を食べても服用自体に支障はありませんが、プレドニゾンは血糖を上げやすく、白米の量や食べ方によって食後高血糖が強くなる可能性があります。 [1] [3]
  • 糖尿病がある・血糖が高めの方は、食後血糖の追加モニタリング、主食量の調整、甘味や精製炭水化物の控え、たんぱく質・食物繊維の併用などの工夫が望ましいです。 [7] [5]
  • 長期的には体重管理と栄養バランスが重要で、必要に応じて医師と薬の調整を相談してください。 [10] [8]

白米の量や食べ方を調整してみる予定はありますか?

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出典

  1. 1.^abcPrednisone and other corticosteroids: Balance the risks and benefits(mayoclinic.org)
  2. 2.^Prednisone: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
  3. 3.^abcdEffects of glucocorticoids on carbohydrate metabolism.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  4. 4.^Effects of glucocorticoids on carbohydrate metabolism.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  5. 5.^abcNutrition Guidelines(stanfordhealthcare.org)
  6. 6.^Nutrition Guidelines(stanfordhealthcare.org)
  7. 7.^abcPrednisolone: MedlinePlus Drug Information(medlineplus.gov)
  8. 8.^abcd15-Acute short term effects from corticosteroids(eviq.org.au)
  9. 9.^ab[New insights in steroid diabetes].(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  10. 10.^abcNutrition Guidelines(stanfordhealthcare.org)

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