
厚生労働省の資料に基づく | アムロジピンにエビ(甲殻類)由来の成分は含まれていますか?
要点:
アムロジピン(ベシル酸塩)は合成の有効成分で、エビなど甲殻類由来ではありません。一般的な錠剤の添加物にも甲殻類由来の記載はなく、微結晶セルロースやリン酸水素カルシウムなどが用いられます。なお、添加物はメーカーで異なるため、手元の製品の添付文書(添加物欄)を確認してください。
アムロジピン(アムロジピンベシル酸塩)そのものは、エビなどの甲殻類由来成分ではありません。 [1] 有効成分は「アムロジピンベシル酸塩」で、長時間作用型のカルシウム拮抗薬として設計された合成化合物です。 [1]
結論
- 有効成分: アムロジピン(アムロジピンベシル酸塩)は甲殻類由来ではありません。 [1]
- 一般的な添加物: 多くのアムロジピン錠は、微結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、デンプングリコール酸ナトリウム(馬鈴薯由来タイプA)、ステアリン酸マグネシウム、二酸化ケイ素などを不活性成分として含みます。 [2] [3]
- 甲殻類由来表示: 公式成分一覧に甲殻類(エビ・カニ)由来の原料は記載されていません。 [2] [3]
有効成分について
アムロジピンベシル酸塩は「アムロジピンのベシル酸塩」で、化学式や構造が明確に定義された合成の低分子薬です。 [1] この化学構造や製剤の説明には、動物由来(特に甲殻類)成分の関与は示されていません。 [1]
添加物(賦形剤)について
製剤ごとに賦形剤は多少異なりますが、以下のような成分が代表的に使われます。 [2] [3]
- 微結晶セルロース(錠剤の骨格・増量) [2]
- リン酸水素カルシウム(無水または二水和物、増量) [3]
- デンプングリコール酸ナトリウム(崩壊剤、馬鈴薯由来タイプAが一般的) [2] [3]
- ステアリン酸マグネシウム(滑沢剤) [3]
- 二酸化ケイ素(流動化剤) [2]
これらの一般的なアムロジピン錠の賦形剤リストに、甲殻類由来のキチン/キトサン等は記載されていません。 [2] [3] また、同系の複合製剤(例:アムロジピン/ベナゼプリル配合カプセル)では乳糖、クロスポビドン、タルク、着色料、ゼラチンなどが使われることがありますが、ここでも甲殻類由来が標準で用いられる記載はありません。 [4]
注意点(メーカー差とアレルギー対策)
- メーカー差: 同じ有効成分でも、メーカーや規格により賦形剤は異なります。したがって、最終的にはお手元の製品の「成分・添加物一覧(添付文書の“添加物”欄)」を確認するのがいちばん確実です。 [2] [3]
- 食品アレルギーとの違い: 医薬品の添付文書には、食品表示のように全ての潜在的由来原料(例:小麦・甲殻類)を必ずしも由来レベルで表記する仕組みではありません。したがって、強いアレルギー歴がある場合は、調剤薬局に「甲殻類由来の原料が含まれない製品への切り替え可否」を確認してもらうのが安心です。一般的なアムロジピン錠で甲殻類由来は想定されませんが、個別製品の確認は有用です。 [5]
まとめ
- 現在広く流通するアムロジピン錠の有効成分は甲殻類由来ではなく、標準的な賦形剤にも甲殻類由来の記載は見当たりません。 [1] [2] [3]
- ただし、賦形剤はメーカーごとに差があるため、ご使用中の製品名(メーカー・規格)で添付文書の添加物欄を確認することをおすすめします。 [2] [3]
もしお持ちのアムロジピン錠の「製品名(メーカー名・含量)」がわかれば、該当製品の添加物一覧をこちらで確認してお伝えしましょう。
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出典
- 1.^abcdefAmlodipine Besylate Tablets(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdefghijAMLODIPINE BESYLATE tablet AMLODIPINE BESYLATE tablet(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^abcdefghijAMLODIPINE BESYLATE 10 MG- amlodipine besylate tablet(dailymed.nlm.nih.gov)
- 4.^↑AMLODIPINE BESYLATE AND BENAZEPRIL HYDROCHLORIDE capsule(dailymed.nlm.nih.gov)
- 5.^↑Excipient choices for special populations.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


