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2026年2月17日5分で読める

PubMedの資料に基づく | 糖尿病の人は果物を食べてはいけないというのは本当ですか?

要点:

糖尿病でも果物は完全禁止ではなく、低GIの果物を中心に適切なサービング(例:りんご1/2個、ベリー1カップ等)で取り入れられます。食事と一緒に食べたり主食を少し減らして置き換えると血糖上昇を抑えやすく、ジュースやドライフルーツの大量摂取は避けましょう。個人差があるため、食後血糖の自己測定で自分に合う種類と量を確認することが重要です。

糖尿病があっても果物は完全に禁止ではありません。適量と食べ方を工夫すれば、果物はビタミン、食物繊維、抗酸化物質の供給源として食事に取り入れられます。 [1] 特に「低GI(血糖値が上がりにくい)」の果物を選び、適切な量を守ることで、血糖コントロールや心血管リスクの改善に役立つ可能性も示されています。 [2]

なぜ「果物=ダメ」という誤解が生まれるのか

  • 🍬 果物には天然の糖(果糖やブドウ糖)が含まれるため、食べ過ぎると血糖が上がりやすくなります。しかし、果物は水分や食物繊維が多く、ケーキやジュースなどの「加糖スイーツ」とは血糖への影響が異なります。 [1]
  • 📊 研究では、低GIの果物の摂取を増やした人はHbA1c(平均血糖の指標)、収縮期血圧、冠動脈疾患リスクが有意に改善したと報告されています。 [2] 一方で果物全体の量だけでは同様の改善は明確ではなく、「どの果物をどう選ぶか」が大切と示唆されます。 [2]

どれくらい食べてよい?目安とポーション

  • 🍎 果物は「1サービング(交換単位)」を守ると血糖管理に役立ちます。例として、1/2個の中サイズのりんご、1/2本の中サイズのバナナ、1カップのブラックベリー、3/4カップのブルーベリー、1カップのメロン、1個のオレンジ、1カップのラズベリー、1と1/4カップのいちごが1サービングの目安です。 [1]
  • ✅ 一日の合計量は個々のカロリー・糖質目標や運動量、薬の内容で変わりますが、一般的には1~2サービングを他の炭水化物と置き換える形で配分する方法が取り入れやすいです。 [1]

選び方のコツ:低GI・高食物繊維を意識

  • 🫐 ベリー類(いちご、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー)、りんご、洋なし、柑橘(オレンジ、みかん)、キウイ、メロン、桃、プラムなどは食物繊維が比較的多く、皮ごと食べられる果物は血糖の上昇をゆるやかにしやすいです。 [3] [4]
  • 🥭 マンゴーや熟したバナナ、パイナップル、ぶどうなどは甘味が強く量に注意が必要ですが、ポーションを守れば食べられます。 [4]
  • 🧺 ドライフルーツ(レーズン、デーツ、いちじく、プルーンなど)は水分が抜けて糖が濃縮され、少量でも糖質が多くなりがちなので「少量」を徹底しましょう。 [5] [3]

食べ方の工夫:血糖上昇をゆるやかにするテクニック

  • ⏱ 食べるタイミング:単独で食べるより、食事と一緒(特にタンパク質や脂質と一緒)に食べると血糖上昇が穏やかになりやすいです。 [2]
  • 🥣 組み合わせ:ギリシャヨーグルト、ナッツ、ゆで卵、チーズなどと一緒に果物をとると、消化吸収がゆっくりになります。 [2]
  • 🍽 主食と置き換え:白ごはんやパンなどの炭水化物を少し減らして、その分の糖質を果物に置き換えると、総糖質量を調整しやすくなります。 [2]
  • 🧃 避けたい形:100%ジュースでも「噛まない」分、血糖が急に上がりやすく、食物繊維も少ないので、果物はできるだけ「丸ごと」食べましょう。 [1]

実際のメニュー例(目安)

  • 朝:オートミール少量+無糖ヨーグルト+いちご1/2~1カップ(1サービング)→食物繊維とタンパク質で血糖の急上昇を抑制。 [1] [2]
  • 昼:サラダにオレンジ1個を加え、主食のパンを半分に→置き換えで総糖質を調整。 [1]
  • 間食:りんご1/2個+アーモンド少量→低GI果物+脂質で腹持ちアップ。 [1] [2]

よくある質問への回答

  • Q. バナナは食べてはいけない?
    A. 「1/2本(中サイズ)」を目安に、他の炭水化物を調整すれば取り入れられます。 [1]
  • Q. 果物はどの時間に食べるのがよい?
    A. 食事と一緒、または運動前後に少量が一般的に取り入れやすいです。 [2]
  • Q. どの果物が「良い・悪い」と断言できる?
    A. 体質や血糖の反応には個人差があるため、低GIを基本にしつつ、自分の血糖計で食後2時間の値を確認して合う果物と量を見つけるのがおすすめです。 [2]

科学的な裏づけのポイント

  • ✅ 低GI果物の摂取増はHbA1c、血圧、冠動脈疾患リスクの低下と関連しました。 [2] 同研究では、果物全体の量よりも「低GI果物を選ぶこと」が改善に結びついていました。 [2]
  • ✅ 実践的なサービングの目安(りんご1/2個、オレンジ1個、ベリー類1カップなど)が提示されており、これらを参考に量を管理できます。 [1]
  • ✅ 一般的な果物のリスト(りんご、ベリー、柑橘、メロン、洋なし、キウイ、マンゴー、ぶどう、スイカなど)を把握し、ドライフルーツは濃縮糖である点に注意すると選びやすくなります。 [4] [5]

まとめ

  • 「糖尿病だと果物は一切食べてはいけない」というのは必ずしも当てはまりません。 [1] 低GIの果物を中心に、適切なサービングと食べ方を工夫すれば、血糖管理を助けながら栄養面のメリットを得られます。 [1] [2] ただし個人差があるため、食後血糖の自己測定で自分に合う種類と量を見つけることが大切です。 [2]

🍊 ふだんよく食べる果物の種類と、1回にどれくらいの量を召し上がっていますか?

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出典

  1. 1.^abcdefghijklDiabetes diet: Should I avoid sweet fruits?(mayoclinic.org)
  2. 2.^abcdefghijklmnThe relation of low glycaemic index fruit consumption to glycaemic control and risk factors for coronary heart disease in type 2 diabetes.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  3. 3.^abBest Fruit Choices for Diabetes(diabetes.org)
  4. 4.^abcBest Fruit Choices for Diabetes(diabetes.org)
  5. 5.^abBest Fruit Choices for Diabetes(diabetes.org)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。