
米国NIHの資料に基づく | ガバペンチンの副作用として便秘はどのくらいの頻度で起こりますか?原因や予防・対処法、医師に相談すべき症状の目安も教えてください。
要点:
ガバペンチンによる便秘は臨床試験で約4%と報告され、プラセボの約2%よりやや高めです。腸のぜん動低下や乾口、活動量低下が原因と考えられ、水分摂取・食物繊維・運動・排便リズムの整備で予防します。つらい場合は浸透圧性下剤などを段階的に用い、腎機能に問題がある人は医師へ相談しましょう。
ガバペンチンで便秘が起こる頻度は、臨床試験の消化器系副作用データではおおよそ4%前後と報告されています。プラセボ群(偽薬)では約2%程度で、ガバペンチン群でやや高めという傾向です。 [1] [2] 乾口(口の渇き)や吐き気・下痢など他の消化器症状と並ぶ、比較的「よくある」副作用の一つに位置づけられています。 [1] [3]
頻度の目安
下表は主要な報告値のイメージをまとめたものです。
| 副作用(消化器) | ガバペンチン群(%) | プラセボ群(%) |
|---|---|---|
| 下痢 | 5.7〜6 | 3 |
| 乾口 | 4.8〜5 | 1〜1.3 |
| 便秘 | 3.9〜4 | 1.8〜2 |
| 吐き気 | 3.9〜4 | 3 |
| [1] [2] [3] |
なぜ便秘が起こるのか(考えられる理由)
- 腸の動き(ぜん動)の鈍化:ガバペンチンは神経伝達を調整する薬で、腸管の神経活動にも影響して腸の動きがゆっくりになることが考えられます。こうした機序は、同系統薬(例:プレガバリン)で便秘が用量依存的に強く出た報告とも整合します。 [4]
- 水分不足・乾口の影響:乾口はガバペンチンで比較的よくみられ、体内の水分摂取や唾液分泌の低下が便を硬くすることにつながる可能性があります。 [1]
- 活動量低下や併用薬:めまい・傾眠などで活動量が下がると、腸の動きがさらに低下し便秘が悪化しやすくなります。 [5]
予防のコツ(まずは生活習慣から)
- 水分摂取:1日1.5〜2Lを目安に、こまめに水分をとりましょう。乾口がある場合は特に意識するとよいです。 [1]
- 食物繊維:野菜・海藻・果物・全粒穀物を増やし、水溶性繊維(オートミール、果物、芋類)を意識すると便を柔らかく保てます。
- 適度な運動:散歩や軽い体幹運動で腸の動きを促進します。
- 排便リズム:毎日同じ時間(朝食後など)にトイレに座る習慣をつくるのがおすすめです。
- 便意を我慢しない:我慢は腸の反射を鈍らせ、便秘を悪化させます。
対処法(つらいときの段階的アプローチ)
- 自宅でできる基本ケア
- 水分・食物繊維・運動・排便習慣の見直しを数日〜1週間実施。
- 市販薬での軽いサポート
- 浸透圧性下剤(マグネシウム系、ポリエチレングリコールなど):便に水分を引き込み、クセがつきにくいとされています。
- 酸化マグネシウムなどを用いる場合、腎機能の問題がある人は医師に相談しましょう。
- 刺激性下剤(センナ、ビサコジル)は即効性がありますが、連
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出典
- 1.^abcdefgGabapentin Capsules, USP(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcDailyMed - GABAPENTIN capsule(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^abcDailyMed - GABAPENTIN capsule(dailymed.nlm.nih.gov)
- 4.^↑Severe and disabling constipation: an adverse effect of pregabalin.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 5.^↑Gabapentin for chronic neuropathic pain and fibromyalgia in adults.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


