
鶏肉アレルギーがありますが、オメプラゾールに鶏由来成分は含まれていますか?
要点:
一般的なオメプラゾール製剤には、鶏肉・鶏卵由来の成分は通常含まれていません。カプセルのゼラチンは牛・豚由来が一般的で、製品によって添加物が異なるため使用予定の製品名で成分表の最終確認をおすすめします。心配な場合はゼラチン不使用の錠剤やOD錠などへの切り替えも可能です。
オメプラゾール(胃酸分泌抑制薬)には、一般的な製剤の成分として「鶏(鶏肉・鶏卵)由来の成分は通常含まれていません」。多くのオメプラゾール製剤では、有効成分以外にゼラチンカプセル、糖球(シュガースフィア)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、タルク、二酸化チタン、色素、印字用インクなどが使われていますが、これらは鶏由来ではありません。 [1] [2] [3] [4]
よく使われる添加物と由来のポイント
- カプセルの殻:主にゼラチン(牛や豚由来が一般的)と二酸化チタン、着色料など。鶏由来ではありません。 [1] [2]
- 顆粒やコーティング:シュガースフィア(スクロースとトウモロコシ由来デンプン)、HPMC、HPMCP、タルク、トリエチルクエン酸など。いずれも鶏由来ではありません。 [3] [4]
- 印字インク:シェラック、酸化鉄、アルコール類、アンモニア水などが使われますが、鶏由来ではありません。 [1] [2]
これらの成分構成からは、鶏肉や卵由来の成分は想定されません。 [1] [2] [3]
製剤ごとの成分例(抜粋)
| 剤形・製品例 | 主な無効成分(抜粋) | 鶏由来成分の有無 |
|---|---|---|
| 遅放性カプセルA | ゼラチン、酸化鉄、二酸化チタン(カプセル殻)、インク成分(シェラック、酸化鉄、アルコール類)など | 鶏由来は記載なし [1] |
| 遅放性カプセルB | ゼラチン、シュガースフィア(スクロース/コーンスターチ)、HPMC、HPMCP、タルク、二酸化チタン、トリエチルクエン酸など | 鶏由来は記載なし [3] |
| 遅放性カプセルC | ゼラチン殻、クロスポビドン、ラクトース、メタクリル酸コポリマー、シリカ、タルク、二酸化チタンなど | 鶏由来は記載なし(乳糖は乳由来) [5] [6] |
| 口腔内崩壊錠(OD錠) | コロイド状二酸化ケイ素、クロスポビドン、マルトデキストリン(トウモロコシ)、マンニトール、セルロース、HPMC、タルク、二酸化チタン、トリエチルクエン酸、シュガースフィアなど | 鶏由来は記載なし [7] [8] [9] [10] |
| 錠剤(遅放性) | シリカ、クロスポビドン、グリセリルモノステアレート、HPMC、ステアリン酸マグネシウム、PEG 6000 など | 鶏由来は記載なし [11] |
いずれの公的な成分情報でも、鶏由来成分の記載は見当たりません。 [1] [2] [3] [7] [5]
注意しておきたい点(アレルギー視点)
- ゼラチンについて:オメプラゾールの多くは「ゼラチンカプセル」を使用しますが、通常は牛・豚由来であり、鶏由来ではありません。ゼラチン自体にアレルギーの既往がある場合は、ゼラチン不使用の剤形(錠剤や口腔内崩壊錠など)への切り替えを検討できます。 [1] [2]
- 乳糖(ラクトース):一部製剤には乳糖が含まれますが、これは乳由来であり鶏とは無関係です。乳糖不耐症や乳アレルギーの方は成分欄の確認が必要です。 [5] [6]
- 植物由来成分:シュガースフィアはスクロースとトウモロコシ由来デンプンが一般的で、鶏由来ではありません。 [4]
- 製品差:同じオメプラゾールでもメーカーや剤形で添加物が異なるため、実際に使用する「製品名」で成分一覧を確認することが大切です。公的な製品情報では、個々の製剤の添加物が詳細に公開されています。 [3] [5] [12]
実務的な対策と選び方
- すでにお持ちの薬の外箱・添付文書の「成分・分量/添加物」欄を確認しましょう。多くの製品でゼラチン、HPMC、二酸化チタン、タルク、シュガースフィアなどの記載があり、鶏由来の記載はありません。 [1] [3] [5]
- 鶏卵アレルギーが特に強い方は、ワクチンなどで問題となる「卵タンパク(オボアルブミン等)」が医薬品に微量混入するケースを心配されることがありますが、オメプラゾールの一般的な製剤設計では卵由来の賦形剤は通常使われていません。 [1] [3]
- カプセルが不安な場合は、ゼラチンを使わない「錠剤」や「口腔内崩壊錠(OD錠)」という選択肢もあります。これらも鶏由来の添加物は通常含みません。 [11] [7]
- 複数メーカーから出ているため、最終的には「使用予定の製品」の成分リストで最終確認すると安心です。薬局で製品名を伝えれば、成分一覧を確認してもらえます。 [3] [5]
まとめ
- 現在一般的に流通しているオメプラゾール製剤の添加物を見る限り、鶏(鶏肉・卵)由来成分は通常含まれていません。 [1] [2] [3]
- ただし、メーカーや剤形で添加物は異なるため、実際に使用する製品の成分表を最終確認するとより安全です。 [3] [5]
- ゼラチン(牛・豚由来が一般的)や乳糖など、別の由来の添加物に対する不安がある場合は、錠剤・OD錠などの代替剤形や他社製品への切り替えという方法もあります。 [11] [7] [5]
ご不安が強い場合は、今お使い(あるいは処方予定)の「製品名」を教えていただければ、その製品の成分を個別に確認して安全性を一緒にチェックできます。
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出典
- 1.^abcdefghijDailyMed - OMEPRAZOLE capsule, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdefgDailyMed - OMEPRAZOLE capsule, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
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- 5.^abcdefghDailyMed - OMEPRAZOLE capsule, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 6.^abomeprazole delayed-release capsules. These highlights do not include all the information needed to use omeprazole delayed-release capsules safely and effectively. See full prescribing information for omeprazole delayed-release capsules. OMEPRAZOLE Delayed-Release Capsules USP Initial U.S. Approval: 1989(dailymed.nlm.nih.gov)
- 7.^abcdOMEPRAZOLE tablet, orally disintegrating, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 8.^↑OMEPRAZOLE tablet, orally disintegrating, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 9.^↑OMEPRAZOLE tablet, orally disintegrating, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 10.^↑OMEPRAZOLE tablet, orally disintegrating, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 11.^abcOMEPRAZOLE- omeprazole tablet, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
- 12.^↑DailyMed - OMEPRAZOLE capsule, delayed release(dailymed.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


