
米国NIHの資料に基づく | エビアレルギーがありますが、イブプロフェンを服用しても大丈夫ですか?エビ由来成分の含有や交差反応の可能性はありますか?
要点:
エビ(甲殻類)アレルギーがあっても、一般的なイブプロフェンは甲殻類由来ではなく通常は服用可能です。主要アレルゲンであるトロポミオシンとの交差反応は考えにくく、添加剤にも甲殻類由来の記載は稀です。念のため製品ごとに成分表示を確認し、過去にNSAIDsで過敏反応があった場合は医療機関に相談してください。
エビ(甲殻類)アレルギーがあっても、一般的なイブプロフェン製剤そのもの(有効成分)はエビ由来ではなく、通常は服用可能と考えられます。多くの市販イブプロフェン錠・カプセルの添加剤(賦形剤・コーティング成分)一覧にも、甲殻類由来成分は記載されていません。 [1] 一部の製品ではゼラチンカプセル、シェラック、デンプン、ワックス、着色料などが添加剤として使われますが、これらは通常甲殻類由来ではありません。 [2] [1]
交差反応の可能性
- 甲殻類アレルギーの主要アレルゲンはトロポミオシンという筋肉タンパクで、エビ・カニ間やダニなど他の無脊椎動物との交差反応に関与します。これは食品アレルギーの文脈で重要ですが、医薬品のイブプロフェン有効成分(化学合成品)や一般的な添加剤とは性質が異なります。 [3] [4]
- そのため、イブプロフェン自体がエビのトロポミオシンと交差反応してアレルギーを起こす可能性は、現時点の知見では考えにくいと解釈されます。 [3] [4]
添加剤に甲殻類由来が含まれるか
- 市販のイブプロフェン錠剤や被膜錠に用いられる代表的な添加剤には、クロスカルメロースナトリウム、コーンスターチ、二酸化ケイ素、白色ワックス、スクロース、シェラック、タルク、二酸化チタンなどがあり、甲殻類由来の記載はありません。 [1]
- イブプロフェン+プソイドエフェドリン配合剤や一部の液状カプセルでも、ゼラチン、HPMC(ヒプロメロース)、ポリエチレングリコール、着色料などが挙げられますが、甲殻類由来の明記はありません。 [5] [2]
- 一方で、一般的な注意点として「食品やサプリでは甲殻類由来(キチン・グルコサミン等)」が使われることがありますが、標準的なイブプロフェン製剤の公的成分表ではそのような記載は見当たりません。したがって、通常は甲殻類由来成分の混入可能性は低いと考えられます。 [1] [2]
注意しておきたい点
- ゼラチンカプセルは主に牛・豚由来であり、甲殻類とは別のアレルゲンです(甲殻類アレルギーとの交差は一般的には想定されません)。液状カプセル型の一部ではゼラチンが使われます。 [5]
- シェラック(ラック樹脂)は昆虫由来ですが、甲殻類アレルゲン(トロポミオシン)とは異なり、通常の甲殻類アレルギーとの交差は示されていません。 [1]
- 製品ごとに「その他の成分(may contain)」の注記があることがあり、乳糖や特定の着色料などが含まれる場合があります。気になる方は個々の製品の成分一覧を必ず確認してください。 [6] [7]
実際の製品表示の例
- 一般的なイブプロフェン被膜錠では、シェラック、白色ワックス、スクロース、コーンスターチ、二酸化チタンなどが記載されています(甲殻類由来の記載なし)。 このような表示は甲殻類アレルギーの方でも選びやすい目安になります。 [1]
- 配合剤(イブプロフェン+プソイドエフェドリン)の液状カプセルでは、ゼラチン、ヒプロメロース、ポリエチレングリコール、着色料などが挙げられますが、甲殻類由来の記載は確認されていません。 [5] [8]
甲殻類アレルギーと重篤反応の文脈
- 甲殻類アレルギーは、軽いじんましんからアナフィラキシーまで幅広い症状を起こし得ますが、原因は主に食品中のトロポミオシンなどのタンパク質です。 [9] [4]
- 医薬品のイブプロフェンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であり、まれに薬そのものに対する過敏反応(NSAIDs過敏)が起きることはありますが、これは甲殻類アレルギーとは別の機序です。したがって、エビアレルギーがあることだけでイブプロフェンが禁忌になるとは限りません。 [4]
安全に使うためのポイント
- まずは手元の製品パッケージ「添加剤一覧」を確認し、甲殻類(エビ・カニ)、キチン、グルコサミンなどの記載がないかチェックしましょう。多くの市販例では甲殻類由来の記載はありません。 [1] [2]
- 錠剤タイプ(被膜錠)を選ぶと、ゼラチンカプセルを避けられます(ゼラチンは甲殻類とは無関係ですが、動物由来を避けたい場合の選択肢になります)。 [1]
- これまでイブプロフェンや他のNSAIDsで蕁麻疹・喘鳴・呼吸困難などの反応があった方は、服用前に医療機関で相談してください(甲殻類アレルギーとは別の問題として評価が必要です)。 [4]
- 新しい製品を初めて使うときは、体調が安定している時に、指示用量内で少量から様子を見る方法もあります。万一、口唇の腫れ、全身じんましん、息苦しさなどが出たら服用を中止し、すぐ受診してください。 [4]
まとめ
- 現在流通する一般的なイブプロフェン製剤は、成分表示上、エビなど甲殻類由来成分は通常含まれていません。 [1] [2]
- 甲殻類の主要アレルゲン(トロポミオシン)は食品中のタンパク質であり、化学合成のイブプロフェンや一般的な賦形剤との交差反応は想定されにくいと考えられます。 [3] [4]
- ただし、個々の製品で添加剤は異なるため、購入前に製品ラベルの添加剤欄を確認するのが安心です。 [1] [6]
もし具体的にお使い予定の製品名があれば、成分欄を一緒に確認して安全性をより確実にお伝えできます。 😊
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関連する質問
出典
- 1.^abcdefghijADVIL- ibuprofen tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 2.^abcdeIbuprofen and Pseudoephedrine Hydrochloride(dailymed.nlm.nih.gov)
- 3.^abcShellfish Allergy: a Comprehensive Review.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 4.^abcdefgNot all shellfish "allergy" is allergy!(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
- 5.^abcIBUPROFEN AND PSEUDOEPHEDRINE HCL capsule, liquid filled(dailymed.nlm.nih.gov)
- 6.^abMEDS ON THE GO(dailymed.nlm.nih.gov)
- 7.^↑DIRECT SAFETY IBUPROFEN- ibuprofen tablet, coated(dailymed.nlm.nih.gov)
- 8.^↑IBUPROFEN AND PSEUDOEPHEDRINE HCL capsule, liquid filled(dailymed.nlm.nih.gov)
- 9.^↑Shellfish allergy.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。


