Medical illustration for PubMedの資料に基づく | バナナを毎日食べると高血圧が改善するというのは本当ですか? - Persly Health Information
Persly 医療専門チームPersly 医療専門チーム
2026年2月17日5分で読める

PubMedの資料に基づく | バナナを毎日食べると高血圧が改善するというのは本当ですか?

要点:

バナナを毎日食べても高血圧が「治る」とは言えませんが、減塩と合わせてカリウム豊富な食品(バナナ・野菜・豆・いも等)を増やすことは血圧管理に役立つ可能性があります。効果の鍵は食事中のナトリウム/カリウム比を改善することで、DASH型の食事や運動・体重管理と併用が推奨されます。腎疾患がある場合は高カリウム食品の摂取は医療者に相談してください。

バナナだけで高血圧が「治る」とまでは言い切れませんが、毎日の食事にバナナのようなカリウムが豊富な食品を取り入れることは、血圧のコントロールに役立つ可能性があります。とくに「塩分(ナトリウム)を減らしつつカリウムを十分にとる」組み合わせは、血圧管理で重要と考えられています。 [1] [2]


バナナと血圧の関係のポイント

  • 🟡 カリウムが血圧に有利
    カリウムは体内の余分なナトリウムの排出を助け、血管の緊張を和らげる働きがあり、血圧の予防・管理に役立つことが示されています。カリウム源としてはバナナを含む果物・野菜・豆類・いも類などが有用です。 [1] [3]

  • 🟡 バナナ単独での決定打という証拠は限定的
    一部の臨床研究では、カリウムを多く含む果物・野菜を増やすと血管内皮機能が短期間でわずかに改善したものの、血圧そのものは有意に下がらなかった結果もあります。つまり「カリウムを増やせば誰でも血圧が必ず下がる」とは限らないということです。 [4] [5]

  • 🟡 重要なのは「ナトリウム/カリウム比」
    血圧にはナトリウムかカリウムのどちらか単独よりも、食事中のナトリウム対カリウム比(Na/K比)がより強く関係する可能性が高いとまとめられています。塩分を減らし、カリウムを増やす両輪で取り組むと効果が出やすいです。 [2] [3]


公式機関が推奨する食事の方向性

  • 🧂 塩分は控えめに
    加工食品や外食に含まれるナトリウムを減らすことは、血圧管理で基本中の基本です。塩分を減らすと多くの人で血圧が下がりやすくなります。 [1]

  • 🥬 カリウムをしっかり
    緑葉野菜(ほうれん草など)、バナナ、豆類、いも類、アボカド、きのこ類などカリウム豊富な食品の摂取は、高血圧の予防や管理に役立つと示されています。DASH食のように果物・野菜・全粒穀物・低脂肪乳製品を増やす食事パターンが有効です。 [1] [3]


研究が示す効果の幅

  • 🔬 期待できる効果
    カリウム摂取増加は、観察研究やメタ解析で血圧低下と脳卒中リスク低下に関連しており、特に塩分摂取が多い人ほどカリウム増加の効果が大きくなる傾向が示されています。 [6] [2]

  • 🔬 ばらつきがある理由
    一方で、早期高血圧の人を対象とした厳密な試験では、果物・野菜やサプリでカリウムを増やしても血圧に有意差が出なかった結果もあります。体質、もとの食塩摂取量、同時にとる他ミネラル、期間などで効果が変わると考えられます。 [5]


1日あたりのカリウム目安と食品の例

一般に、成人では十分な量のカリウム摂取(目安:おおむね3,500mg前後/日)が心血管の健康維持に役立つとされています。ただし腎臓病がある場合は過剰摂取で高カリウム血症の危険があるため、主治医の指示が必要です。 [7] [3]

カリウムが多い食品の例(目安量)

  • 🥔 じゃがいも(中1個・皮つき):約900mg前後
  • 🫘 白いんげん豆(1/2カップ):約500〜600mg
  • 🍌 バナナ(中1本):約400mg前後
  • 🍅 トマトペースト(1/2カップ):約600mg台
  • 🥬 葉物野菜(調理半カップ):500〜650mg程度
    これらを組み合わせると、バナナ1本だけでなく、複数の食品からカリウムをバランスよく確保しやすくなります。 [8]

実践のコツ

  • ✅ バナナは「毎日1本」より「食事全体の工夫」
    バナナ1本はカリウム約400mgと手軽ですが、血圧改善には塩分を減らしつつ、野菜・果物・豆・いも類からカリウムを幅広くとるほうが効果的です。 [1] [2]

  • ✅ DASH型の食事へ
    野菜・果物を増やし、赤身肉や加工肉・塩分の多い食品を控え、低脂肪乳製品や全粒穀物を取り入れると、カリウム、マグネシウム、食物繊維の摂取が増えて血圧に好影響が期待できます。 [3]

  • ✅ 運動・体重管理もセットで
    定期的な有酸素運動は血圧改善に寄与し、過体重がある場合は減量が血圧低下に直結します。 [1]


よくある注意点

  • ⚠️ 腎機能に不安がある場合
    慢性腎臓病やカリウム制限を受けている方は、カリウムのとり過ぎで不整脈などのリスクがあるため、バナナを含む高カリウム食品の量は医療者へ確認してください。 [9] [3]

  • ⚠️ サプリより食品で
    可能ならサプリではなく食品からカリウムを摂るほうが安全で、食物繊維や微量栄養素も同時にとれます。サプリは医療者の指示がある場合に限定しましょう。 [5]


まとめ

  • 「バナナを毎日食べる=高血圧が改善する」と断定はできませんが、塩分を減らしつつ、バナナを含むカリウムが豊富な食品を増やすことは血圧コントロールの一助になります。 [1] [2]
  • 効果を高めるカギは「食塩制限+カリウム充足」の両立と、DASH型の食事・運動・体重管理の総合アプローチです。 [1] [3]

関連する質問

関連記事

出典

  1. 1.^abcdefghPreventing High Blood Pressure(nyulangone.org)
  2. 2.^abcdeSodium-to-potassium ratio and blood pressure, hypertension, and related factors.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  3. 3.^abcdefg고혈압의 식사요법 Hypertension | 건강정보(health.severance.healthcare)
  4. 4.^Effect of high potassium diet on endothelial function.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  5. 5.^abcIncreased potassium intake from fruit and vegetables or supplements does not lower blood pressure or improve vascular function in UK men and women with early hypertension: a randomised controlled trial.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  6. 6.^The importance of potassium in managing hypertension.(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)
  7. 7.^10 medicine-free ways to control high blood pressure(mayoclinic.org)
  8. 8.^식습관으로 건강 개선(mskcc.org)
  9. 9.^Potassium(medlineplus.gov)

ご注意: この情報は教育目的のみで提供されており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。医療上の決定を行う前に、必ず資格のある医療提供者に相談してください。